リバース・モーゲージ「充実人生」

東京スター銀行のリバース・モーゲージ「充実人生」の借り入れから返済まで。

 
2016年12月にマンションを買いました。
 
借入をしないという選択もありましたが、手元資金を残して、有利な資産形成が可能と判断して、リバース・モーゲを借りました。
 
借りましたが、それを全額、豪ドルの普通預金に入れました。当時は、1%の金利でしたので、
 
口座管理料を支払っても毎年、キャッシュが増える予定でした。
 
豪ドル預金を日本円に換算した金額の方が借入金より多い時は、現金が増えていく仕組みです。
 
でもそれが逆転すると足りない金額に対して、年3%の金利がかかります。
 
自分でも上手くやったなあと思っていました。
 
そのシナリオが狂い出したのは、豪ドルの金利がどんどん下がり、日本の預金と同じような金利になって行った時でした。
 
口座管理料の方が、豪ドル金利が生み出す利子より大きくなってしまいました。
 
その後、豪ドルのレートがどんどん円高になっていきました。すると、円換算の現金よりも借入金の方が大きくなりました。
 
3%の金利を支払いたくないので、自分の現金を新たに入れていきました。
 
自分でもまずいなあと思いました。
 
この状態を脱出したいと思ったのですが、良い手が浮かびませんでした。
 
そこで、「時を待つ」作戦をとることにして、豪ドルレートが円安になるのを待ちました。
 
2021年豪ドルレートが円安になった時点で、少しづつ豪ドルを円転して、
 
円の比率を最終的に100%にして、全額の返済が完了しました。
 
東京スター銀行は、ネット銀行なので、繰上げ返済もネットで簡単に行えました。
 
お金を返したので、「これで終わった」という気持ちになり、東京スター銀行からの連絡を待っていました。
 
特に連絡もないので、すっかり忘れていました。
 
昨日、電話があり、「口座管理料を引き落とします」とのお話しがきました。
 
「ちょっと待って。もう完済したよ。」とのお話しました。
 
すると、「借入金は、返済されているが、融資枠が残っているので、口座管理料がかかる」との説明を受けました。
 
「もう完済したので、融資枠をなくす方法を教えてほしい」というと、
 
「こちらに電話すれば、融資枠を外せるよ」と教えてもらいました。
 
そちらに電話して、無事に枠が外れて、口座管理料を払わずに済みました。
 
でも、借入の登記をはずす必要があることがわかり、来月に依頼する、司法書士さんともお話しがつきました。
 
人生いろいろだなあと思っています。
 
でもいい経験になったかなあと思っています。

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