ペシャワール会長の村上優さんのお話
高知保険医協会創立50周年記念講演
「アフガニスタンに命の水を~中村哲医師とPMS,35年の歩み~」
高知保険医協会は、本年、創立50周年を迎えました。
これを記念して、ペシャワール会会長・PMS(平和医療団・アフガニスタン)総院長の村上優医師をお招きしての講演会を開催いたします。
中村哲医師のパキスタンでの医療・灌漑・農業活動を支援してきた国際NGO(NPO)団体・ペシャワール会とその現地事業体であるPMSは、欧米
2019年12月に中村哲医師が銃撃され亡くなられた後も、またこの間のアフガニスタンの状況の変化の後も、活動を継続しています。
現在の総院長・村上優先生のお話をうかがって、病気の背景も含めて医療を考える機会としたいと考えます。
1。ペシャワール会の活動を初めて、肉声でお聞きする機会となりました。
2。村上さんは、ペシャワール会の設立当初から、中村さんとご一緒に活動をされている方で、同じ大学の医学部の1年後輩とのことです。
3。ペシャワール会に集まる寄付金は、最近では、増えているとのことです。
4。欧米の国際社会が新しい政権を認めないために、いろいろ障害が出ているとのことです。
5。例えば、JICA・アフガン政府・FMO(国際機関)の事業(新しい堰の建設工事)は、JICAとFMOが事業継続ができないために、中断している。
6。銀行から、資金を引き出せない。
7。日本からの送金ができない。
8。現地の関係者への給与が払えない。
9。医療・用水路建設の資金の投入ができない。
10。アフガ二スタンの経済がまわない。
11。経済から社会不安の増大。
感想
1。厳しい状況だなあと思いました。
2。多民族国家を束ねているのがイスラム教とこと。
3。そのためイスラム教による統治に反対してしまうと、今の状態からの打開は、ないのかなあと思いました。
4。すると、今の政権を容認にしているソ連・中国や他のイスラム諸国からの支援へと進まざるを得ないのかなあと思いました。