第19回Tonomachi Cafeに参加

第19回Tonomachi Cafeに参加した気づきです〜

テーマ:ナノデバイスでがんをやっつける!

参加した理由:4月から東京都内の公的機関にて、新技術のビジネスマッチングを中小企業支援として行うためです。

Tonomachi Cafe とは、川崎市殿町にあるキング スカイフロントにて、最先端の研究や事業化等について議論することを中心とした少人数制のセミナーです。

研究者や事業家等の専門家にライフサイエンスに関連する最先端の話題を提供していただき、後半は参加者とのざっくばらんな意見交換を行うことで理解を深めます

1。感想

*新しく画期的な医療をベンチャー企業が支えるというロールモデルとなる事例でした。

*内容がわからない所は、ありますが、知的好奇心を多いに楽しませていただきました。

*500円でビール+おつまみという素敵な会です〜

*今後も情報収集とネットワーク作りとして参加したいなあと思いました。

2。田中武雄さんのお話の概要。

*ガンの特性を活用して、薬を使わず、ガンをやっつけるという研究です。

*その特性とは、ガン細胞は、どんどん増殖をしようとする。

その為ガン細胞の壁は、あちこちに穴が空いた状況になる。そこからガン細胞に侵された組織液が浸潤して、転移を早める。

*ガン細胞は、増殖する為に酸素と栄養を必要としている。それを封止してしまおうという考え方です。

*それらの穴を封止するためにナノサイズ(100ナノから800ナノ)の物質をガン細胞の周りに運んでいく感じです。その物質は、生分解性(やがて体の中で分解される。)を持っています。

3。この研究をやっている背景。

*がん難民の救済。:薬物治療ができなくなったガンへの効果が期待できる。

① 標準療法や先端医療をしたが効果がなく、治療をしなくなった。または諦めた人が、日本に5万人くらいいる。

② 5年生存率が低いガンがある。(すい臓、肝臓、肺)

③希少ガン・手術不可のガンがある。花咲ガン。有棘(ゆうきょく)細胞ガン。

*医療費の高騰を抑制できる可能性がある。

①日本の年間医療費は、42兆円。そのうちガンは、5兆円。先端医療は、数百万円から数千万円

②Beyond the Pill (薬以外のアプローチを!)というスローガンが世界的な傾向。

4。患部への配膳方法。

* ニードル(針)を使う。* カテーテルを使う。

5。関係情報

*このシステムを行いためには、微量の物質を正確に、注入するポンプが必要。→それを中村さんが委託開発している。

*今後、治験を進めて、医療器具としての認可を取得する予定。(薬剤ではないため)

6。講師:田中 武雄 さん

メディギア・インターナショナル株式会社 代表取締役

https://medigear.co.jp

テーマ:ナノデバイスでがんをやっつける!

当社は、標準療法等で見放されたがん患者のQOLを向上させ、医師の手技レベルに左右されず医療の均質化を容易に実現する「腫瘍標的型低侵襲療法」を開発しています。

この新療法をいち早く手の届く価格で提供し、東工大発の医療技術で世界の医療に貢献することが当社のミッションです。

「腫瘍標的型低侵襲療法」は、当社が独自に開発した腫瘍封止ナノデバイス(MDX)を腫瘍に対して局所投与し、

腫瘍の周囲を特異的に包囲することで、がん細胞への酸素・栄養供給を遮断し抗腫瘍効果を得る療法です。

この療法で用いるMDXは生分解性を有しており、やがて体内で分解されていきます。

本療法は、当社と東京工業大学 生命理工学院 近藤研究室との共同研究で開発を進めています。

7。講師: 中村 秀剛 さん

アットドウス株式会社 代表取締役

https://atdose.com

紹介内容: 超微量の投薬を実現するモバイル型点滴・投薬デバイス「アットドウス」

治療方法を根本から変える

当社は新たにモバイル型投薬・点滴デバイス「atDose」を開発いたしました(特許出願中)

開発担当:http://ヨダカ技研株式会社

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このデバイスを用いて従来行われてきた、がんなどの重篤な病気の治療方法を根本から変える投薬のプラットホームづくりを目指します。

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