初田哲男×大隅良典×隠岐さや香 オンライン座談会 に参加した気づきです。

テーマ:「役に立たない」科学が役に立つ

学問の世界で大切なのは、研究者の「なぜ」「不思議だな」という好奇心です。

研究者は自らの好奇心をもとに想像力を膨らませ、さまざまな仮説を立て、

それを実験、観測、調査で検証し、最終的には理論的に体系づけていきます。

このような基礎研究で得られた知識は、私たちの生活に直接「役に立つ」ものではありません。

しかし、5年、10年といった期間ではなく、100年、1000年単位で考えると、基礎研究は確実に世の中の役に立ち、私たちはその恩恵にあずかっています。

現在、国内外の大学や研究機関には、企業の経営戦略からきている「選択と集中」の考えが入ってきており、好奇心に基づいた研究を進めることが難しくなっています。

令和時代において、私たちはどのように基礎研究を継続させていくことができるのでしょうか。

今回のイベントでは、各分野で活躍する3名の研究者にお越しいただき、登壇者の一人でもある初田哲男氏監訳の書籍タイトル『「役に立たない」科学が役に立つ』をテーマとした議論を進めていきます。

感想です。
 
1。大学の研究者は、3年ぐらいで結果が出ることを求められています。それが、どんどん加速しているように見えます。
 
2。基礎研究には、長期性がある。基礎研究が発表されてから、30年〜50年して役に立つ研究になるものがある。
 
3。科学と技術は別物です。
 
4。科学は、原理・法則性の発見。0から1を生む。予測である。成果は、共有。公開。
 
5。技術は、利便性・福祉に貢献・発明。1を1000にする。操作である。成果は、権利。知的財産。
 
6。「役に立つ」とは、何か?氾濫する「役に立つ」
 
7。科学は、「役に立つ」という尺度で測定できない
 
8。現代社会の抱える問題
 
*自然に接することが少なくなった
 
*情報があふれる時代になった。→情報の捌き(さばき)が、得意な学生が増えた。考えなくなった。
 
9。基礎研究の重要性が理解できた。
 
10。基礎研究は、効率を求める時代の流れに親和性が低いことが理解できた。
 
11。基礎研究は、別予算で資金提供する仕組みが必要だなあと思いました。