過去10年間の職歴の振り返りと気づき その4
過去10年間の職歴の振り返りと気づき その4です。
大田区のお仕事は、産学連携(大学と大田区内中小企業のマッチング)の仕事から、始まりました。
担当は、東工大なので、大岡山のイベントに参加したり、すずかけ台のキャンパスに出かけたりしました。
東工大と大田区は、ちょっと特別な関係かなあと思いました。
大岡山キャンパスの半分以上は、大田区の土地です。
東工大で、ものづくり支援が必要なことがあり、大田区内の製造業が良いパートナーとなっているようです。
大田区民と東工大の先生方を結びつける市民団体もあり、市民レベルでの交流がある。
大田区産業振興協会では、東工大セミナーを100回以上おこなっています。
東工大の先生方の発表会に参加して、名刺交換して、区内企業とのマッチングが可能か?調べてアポを取り、会いに行くという流れでした。
そのような中で、東工大の先生方のご要望を聞くことができて、勉強になりました。
また、区内企業の要望も聞けて、こちらも勉強になりました。
いくつかのビジネスマッチングができたと思います。
その点は、よかったかなと思いました。
最初の年は、コロナの前の年なので、色々なところに行けて、私の考えているイメージで成果が出る仕組みができました。
2年目は、コロナが始まり、大学の先生の発表の場は、オンラインになっていきました。
また区内企業も情報交換での面談が難しくなり、昨年の成功パターンが難しくなっていきました。
私のスタイルは、対面で話を膨らませながら、進めるので、オンラインでの話の膨らませ方を模索しましたが、うまくいきませんでした。
また、コロナ禍で、職場の考え方が変わっていくことを敏感に察知できずにいました。
そのため、継続した業務の遂行が難しくなり、大田区の仕事を卒業する流れとなりました。
次の仕事を探すことになり、最初に面談が、始まったのは、JICAの契約のお仕事でした。
こちらは、フルタイムの仕事なので、できるかなあと思いました。
でもお仕事そのものは、ソーシャルビジネスですから、大いに関心がありました。
JICAのお仕事の中身は、入社するまで、よく分かりませんでした。
以前に、「JICAの助成金の申請は、とても複雑で、初めての方では、できないので、経験者に依頼した方が良い」と聞いたことがありました。
そんなに複雑なプロセスってどういう感じかなあと思いました。
入ってみると、「確かに複雑だなあ」と思いました。しかし、その背景にある思想を理解することで、だいぶ楽になってきました。
今後は、JICA内外の関係者を少しでも楽にできるようになりたいなあと思っています。
終わりです。