赤い羽根募金のお知らせ
毎年自宅のポストに入ってくる赤い羽根募金のお知らせについて、ファンドレイザーの見地で気がついたことを書きます。
今まで、赤い羽根募金についてあまりよく知りませんでした。
子供の頃は、学校で、集団圧力の中で、いやいや十円入れた思い出がありました。
とにかく、「赤い羽根」をつけてないとしつこく声をかけるのが嫌でした。
大人になると、駅の入り口で女子高校生に声かけられると嬉しくて、百円入れたこともあります。
日本には、寄付文化が少ないと言われますが、これは、立派な寄付文化の証かなあと思っています。
私の住んでいる幸区の人口は、17万人。ここで、昨年2100万円の実績。(123円/人)
私の住んでいる神奈川県の人口は、906万人。ここで、今年の目標は、12億円。(132円/人)
私の住んでいる日本の人口は、1.259億人。ここで、132円/人の寄付をすると、今年の目標は、全国で、167億円。
日本財団の年間予算が、200億円と聞いたことがあります。それに匹敵しますね。
神奈川県の使い道が面白い。12億円の内訳。
赤い羽根募金の事業費:1.4億円(12%)
福祉施設へ:2.2億(18%)
福祉団体へ:1.0億円 (8%)
社会福祉協議会へ:3.1億(26%)
年末たすけあい援護活動:3.8億(32%)
直接、福祉施設に行っているのが、たった18%.ちょっと驚きました。
それ以外は、どこかの誰かの人件費になっているのかなあ〜と思いました。