昨日のケンケツで思ったこと

 
昨日のケンケツで思ったこと。
 
感想:ケンケツルームで、ハリをさす人とその仕事は、しなくて良い人を分けた方がいいかなあと思いました。
 
状況:昨日のケンケツで、右の右側で成分献血をされている方が気になりました。
 
それは、ケンケツがうまく行っていない時になるブザーが鳴ったためです。
 
すぐに、看護師さんがブザーを止めて、ケンケツのハリの確認と調整を行いました。
 
ケンケツが再開して、対応を終えた看護師さんは、その場を離れました。
 
しばらくするとブザーがまた鳴りました。
 
再度、ハリの調整と確認。。。これを何度か繰り返しましたが、結果、本日のケンケツは、中止になりました。
 
対応をした看護師さんは、いつも以上に丁寧な対応をして、ケンケツがうまくいかなかったことを詫び、体調はいかがでしょうか?と聞いていました。
 
ケンケツされていた方は、大柄の男性で、「不幸な事故」にもかかわらず、終始にこやかに、対応されていました。
 
このような「不幸な事故」は、まれに起きます。
 
私も94回のケンケツ経験の中で、事前サイケツで2回(右腕)。本サイケツで2回(左腕)同じような経験が、ありました。
 
本サイケツが、うまくいかない理由は、「最初にさした方が、うまくさせなかった」と理由が多いのではないかと思います。
 
サイケツ用のハリは、16Gという太いはりです。(1インチに16本入る外径という意味)そのため、刺し直しができません。
 
献血センターの看護師さんのお仕事は、大変だなあといつも思っています。
 
具体的には、静脈にハリをさすという、見えにくいまたは、見えないところの血管に、はりをさして、サイケツをしなければならない点です。
 
これが、得意な方と不得意な方がいらっしゃいます。
 
得意な方は、パッとみて、「感覚的にここだ」というところに、すぐハリを刺してきます。ハズレは経験的にありません。
 
苦手な方は、何回も腕をゴシゴシ擦って、けっかんを探します。見つからないと焦ってきて、緊張感がこちらにも伝わります。
 
こんな時は、「だめだなあ」と諦めます。結果は、成功率50%くらいです。
 
事前の採血は、本サイケツと違う腕のひじのあたりでサイケツします。
 
サイケツ箇所は、3箇所です。外側、真ん中、内側です。
 
外側は、見えやすいのですが、ケッカンが逃げてしまうことがあります。
 
真ん中は、見えにくいですが、けっかんは逃げないです。
 
私の場合は、右腕を出して、「お好きなところをどうぞ」と言います。
 
結果、外側が7割。真ん中が、3割です。
 
こちらは、外側で失敗しても、真ん中でのやり直しはOKなようです。
 
理由は、はりが細い(20G)のためと思います。
 
私は、右腕のけっかんの出が悪いので、受付にて、「過去に2回失敗しているので、ベテランの人をお願いします」と伝言をお願いしています。
 
今回の事故の話に戻ります。今回の事故の針を刺した看護師さんは、その前に私の担当者になりました。
 
私の左腕のけっかんを探すために、何ども腕をゴシゴシやっていました。緊張した面持ちでしたので、どうなるものかと思っていました。
 
しばらくするとちょって離れますと言って、看護師さんの詰所に行って、「自信がないので、代わって欲しい」とお願いしている様子でした。
 
しばらくすると、別の看護師さんがきて、パッと見て、さっとさして、うまくいきました。
 
私の担当から外れた看護師さんが次に担当したのが、私の右の右側の方で、「事故」になってしまいました。
 
ケンケツルームにおける最も大切な仕事は、サイケツのはりがきちんとさせることかと思っています。
 
その意味で、全ての看護師さんにそれを求めているように見えます。
 
 でも人には、得意、不得意がありますので、分業(ハリをさす人とささなくても良い人)ができるといいなあと思いました。
 
その理由は、成分ケンケツの機械がどんどん高度化して、そのシステム更新についていくのが、大変というお話を聞いたからです。

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