「都市の「農」ー世田谷のまちの生態系を支える新しい価値」に参加
設立記念助成プログラム キックオフギャザリング「都市の「農」ー世田谷のまちの生態系を支える新しい価値」に参加した気づきです。
代表の水谷さんの投稿を見て、思わず「ポチ」っとしてしまいました〜
世田谷コミュニティ財団が、設立後初めて行う今回の助成プログラム。テーマは「都市の農」です。
今回のギャザリングは、
・助成先の公募開始にあたり、本プログラムの意図をお伝えすると共に
・都市の「農」を守り育む意義
・そしてそれをコミュニティで支える意味
を、参加者の皆さんと共に考えることを目的に開催します。
1. 星勉さん 地域社会計画研究所 代表
*平成3年以降、都市農地の法改正と税制改正があり、都市の農地は、「いらないもの」から「なくてはならないもの」に180度変わった。
*人間存在を規定するものとしての時間性と空間性がある。空間性には、農的空間があり、 現在を生きる我々のルーツです。
2。田中瑞穂 さん(一財)世田谷トラストまちづくり
*世田谷区内のいろいろな活動について情報共有していただきました。
3。本澤絢子 さん東京工業大学
*世田谷の農業、農地について、統計データ、地図を使って説明いただきました。思ったより、世田谷には、農地がないんだなあと思いました〜
4。福田武雄 さんJA東京中央
*農協は、農家の応援者という立ち位置。
*一時の法改正で、農業をやる場合は、やめられないという時代があった。→自分の子供に勧められなくなってしまった。
*生産緑地の話は、国土交通省のお話。(農水省ではない)
*農業の継続のハードルが急に低くなって、農家は、困惑している。
*農地を放棄して、他に転用すると農地に戻すことは、容易ではない。
*最近、Uターンで農家に戻る方が増えている。
*500円ランチで使われている野菜は、輸入品が多い。地産地消には、それなりのコストがかかることを理解してほしい。
*地産地消を進めると多品種の栽培を要求される。できれば、品目を少なくしたほうが、生産効率が高くなる。
*農地の周りに宅地が多く、農薬を撒くにも、事前通知が必要。そうしないと通報されて、大騒ぎになる。
*風が吹くと、土埃が立って、洗濯物が汚れるとのクレームがくる。
5。地元の農家の方のお話
*代々農家をやっています。土地は、一反。(1000m2) 6〜7反あれば、農業だけでやっていける。
*自分は、40代から初めて、20年経って、半人前。年収は、200万くらい。
*夫は、働いている。
*体験型の農業のニーズは、ある。
*農業は、農地+教える人が必要。教える人の育成が、大変で、時間もかかる。
*今日、ここに来て、こんなに多くの方が世田谷の農業のことを真面目に考えていることを知れてよかった。
6。感想
*農業という新しい世界の話に触れられて楽しかった。*最初「世田谷と農業」と聞いて、??と思いましたが、終わってみると、納得して腹落ちしました。
*最後に代表のお話があり、「私たちの考えていることに、乗ってほしい」と言われました。もちろん、お金による寄付もあるかなあと思いました。
*支援の立て付けとして、助成金+プロボノのようなので、プロボノ(個人的な参加)ができたらいいなあと思いました〜