マーク加藤さんの講演会を聞きに行きました。
マーク加藤さんの講演会を聞きに行きました。
マークさんは、HPの先輩であり、社会貢献をする方のロールモデルです。
マーク加藤さんの講演会を聞くのは、3回目でした。その気づきです。
1。最初に聞いたのは、58歳でHP社を退社するまで、無料のセミナーでした。アメリカのお菓子を袋に入れて、質問に答えて、正解の方には、そのお菓子を投げてくれるというスタイルです。
2。3回とも講演の大きなテーマは同じ(シリコンバレーの現状と日本ができること)ですが、内容は、どんどん充実してきました。
3。いつも歩き回って、マイクは使わず、地声でお話するスタイルです。後ろに半分以上おられるので、寝たい人は、前に座るように言われます。
4。辛口ですが、関係者に十分配慮された講演なので、後味が悪いことは一度もありません。
5。自分の自慢話や講演の中で、特定の企業や政府機関におべっかを使ったこともありません。私心がないということです。
6。今年、66歳との事ですが、まだまだ100歳くらいまで講演を続けてもらいたいと思います。
7。今回の講演場所は、経産省の別館でした。はじめは入りましたが、少しも気取ったところがなく、食堂が充実していて、美味しい昼食をいただけました。
8。今回のセミナーの気づきです。
セミナー報告
・日時:平成29年11月30日(木)10時00分~15時30分
※途中、12時00分~13時30分は休憩
・場所:経済産業省別館 2階 227会議室
・講師:Mark Kato氏
・内容:シリコンバレー流プレゼンテーションに学ぶ-効果的なプレゼンのコツ!
(午前の部:10:00~12:00)効果的なPRを行うために必要となるマーケティング戦略について
(午後の部:13:30~15:30)シリコンバレー流プレゼンテーションに学ぶ-効果的なプレゼンのコツ
- 効果的なPRを行うために必要となるマーケティング戦略について
(ア) 日本の現状
① GDP。3位(2000年)->42位(2016年)
② IMD国際競争ランキング1位(1990年)->26位(2016年)
(イ) 以前は一位だった。
① 半導体
② 携帯電話
③ 家電
(ウ) 唯一のこったもの
① 自動車産業―>自動運転等の変革期を迎えている。
(エ) 日本製品は、よい。品質も高い。->世界で売れない。
① iMode
② 新幹線
③ HDTV
(オ) 成功するビジネス
① 持っているリソース(物。人。金。時間)を有効的に最小限に使い、速やかに最大限の出力を得る。
② 指数的な成長(成長エンジンが10年ごとに変わるシリコンバレー)
③ 焦点を絞る。市場・長所・必要をそれぞれ5点満点で評価。それらの掛け算結果で評価する。
④ 日本は、マーケッティングが、弱い。
- シリコンバレー流プレゼンテーションに学ぶ-効果的なプレゼンのコツ
(ア) 理想的なプレゼンテーション
① ストーリーがある。->日本人が弱い。
② 簡潔でだれにでもわかる。->日本人は、詰め込みすぎ。
(イ) 英文の書き方
① アメリカ人は、結論から。
② アジア人は、なかなか結論にいかない。
③ アウトライン(骨組み)を最初に書く。
④ パラグラフの書き方を使う。―>決まった構造を持つ。
- トピック・センテンスー>自分の訴えたいことに絞る。一番大切。
- コントローリング・センテンスー>もうすこし、絞り込む。
- サポーティング・センテンスー>具体例。
- 結論―>トピック・センテンスの繰り返しで、表現を変える。
⑤ 作成の前に
- 用途・聴衆・人数を確認
- 考慮する項目を確認。
⑥ 作成から発表まで
- アウトラインを作成する
- はじめから英語で作る。
⑦ 発表前
- 完全な事前順部(ドライランなど)
- コツ(恥ずかしがらない)
⑧ 発表
- 短いプレゼンテーションを心がける。
- Guy Kawasakiの10(スライド枚数)-20(発表時間)-30(フォントの大きさ)Rule
- 漫才からまなぶ(漫才先生)
以上