私の歩いてきた道。(仕事編 その11)経理部志望から購買での財務的な経験のお話。
 
第3回購買ネットワーク会オンライン講演会に参加しました。
 
テーマは、今更聞けないビジネス常識:ちょ~かんたん!貸借対照表のポイントでした。
 
わかりやすい内容でした。

自分の今までこの辺りの関わり合いををまとめてみたいと思いました。

① 私は、工学部の出身なので、経理や財務の専門家ではありません。

経営工学だったので、簿記論や原価計算の授業がありました。

その関係で、日商簿記の3級や2級(工業簿記、商業簿記)のテキストを購入して、自分で勉強していました。

②25歳に転職して横河ヒューレット・パッカードのコンピュータ事業部 製造部 生産管理課資材係に配属されました。

HP社は、経理部門の地位が社内的に高く、事業部長の次が経理部長、技術部長、マーケティング部長、製造部長と言う序列でした。

③ 資材係の社内的な地位が低く、経理部への社内転職を目指す事にしました。

いきなり経理部に行きたいと言っても軽くいなされると思い、

本気度を示す方法として、町田経理学校の簿記1級のコースに2年くらい通いました。

④その後、30歳の時に人事部が毎年行っている「社内異動希望の書類」に「経理部への異動を希望」と書き、提出しました。

資材部長のEさんから、経理部長のY部長が面談してくれるとの話をしてくれるとの伝言を聞き意気揚々とY部長に会いに行きました。

Y部長から「経理部の仕事は、いろいろな仕事を経験して、階段を一歩ずつ上がって、昇進していく職場です

君のような中途半端な未経験者は、使えないからいらないよ。」と言われました。

行き場のない怒りが込み上げてきて、面談が終わり、職場に戻りました。「こちこそ、経理部なんかに頼まれても行くもんか!」と強く思いました。

資材部長のEさんから、「どうだった?」と聞かれました。

心のうちを話すとEさんは、妙にニコニコして聞いている事に気がつきました。

そして、今度、三宅さんを係長補に昇格しようと思うが、受けてくれるかと言いました。

「は〜。。これは、できているなあ」と思いました。

つまり、会社としては、資材部にて三宅を使いたいので、希望先の経理部長には、悪役警官(Bad cop)の役を演じたのかなあと思いました。

⑤その後、係長に昇格してしばらくすると静岡にあるFanのサプライヤーが倒産したとの情報が入りました.

担当者にすぐに静岡に出張してもらい、サプラーヤーの会社に行きましたが、

すでにシャッターが降りていて、中に入れず、弊社の金型は回収できなくなりました。

幸運にも社内在庫が多くあり、代替サプライヤーの立ち上げもうまく行きお客様には迷惑をかけずに済みました。

代替サプライヤー検討を通じて、Fanは、機器の安全性に大きく関係する重要部品である事を学びました。

⑥しばらくすると20年以上取引があるケーブル組み立てのM電機の営業の方が購買担当者を訪問してきて、

今度K電機に社名変更になったとの話が入ってきました。

話の内容がよく理解できなかったので、担当者とK電機に行く事にしました。

すると「M電機は、倒産して、M電機に製造係長のKさんが会社を起こして、M電機の事業を継承したと言う事がわかりました。」

K電機は、私の部署からの発注と私の会社の修理部門からの発注しか売り上げはなく、

それらがある金額を下回ると事業継続ができなくなる事がわかりました。

そこで、発注単価の値上げ、修理部門と協力をして最低ラインの売り上げを維持しながら、他社への販路開拓の依頼を行いました。

この件では、経理部長のYさん(違うYさん)に呼び出しをもらい、すごい剣幕で怒られました。

「もっと早く気がつき、対応する事がなぜできなかったのかと」

Yさんは、とても温厚な方で日頃から色々支援していましたが、この時を含めてすごく怒られたのは3回くらいかなあと思っています。

⑦その後、特注部品を製造委託していたS社さんの売り上げふが減少して、私のいた部署の発注のみが売り上げになってしまいました。

この時は、銀行へ提出する資金繰り表を見せられ、毎月の必要な売り上げ金額の発注と支払いを早める事を半年くらい継続しました。

⑧以上のような経験から得たものです。

*特注部品の場合は、発注金額をその会社の売上の25%以内になるべく抑える。

それができない場合は、定期的な売上比率のモニターと事業継続が困難な場合に代替サプライヤーとなる会社の候補を事前に調査しておく。

*コモディティ部品の場合は、業界の上位3社の中からの購入を目指す。理由;長期的なQCDの確保のためです。

以上